PC用の電源の規格(種類)PC用バスの規格(種類)
PC用電源の規格(種類)について
電源とは
電源はパソコン全体に電気を流すという大切な役割があります。人体で例えると血液を流す心臓部といえます。
人の健康は、血流が大事であるというのと似ているのですが、安定している電源の電力供給もパソコンパーツの安定した動作・故障率の低下につながる傾向があるといわれています。
自作で使用する電源ユニット、ATX電源(エーティーエックスでんげん、英: ATX Power Supply)は、ATXコンピュータ用の電源回路を収めたユニットの標準規格、およびその規格に準じた電源ユニットを指す。
電源ユニットは、パソコンパーツのなかでも消耗しやすい部品で、2年おきに交換してもおかしくはないと言われます。自作ユーザーだけでなく、独自設計でなければメーカー製パソコンでも交換することができます。
メーカー製パソコンに付属している電源はあまり大したものではありません。少し予算をかければ、高品質なものに換装できるので、独自カスタマイズの余地があります。
規格
・スリム型PCにはSFX電源(microATX電源)。マイナーな規格では、FlexATX電源、BTX電源があります。マザーボードの規格とともに制定されたので、基本的にはマザーボードの規格に合わせて電源規格を選ぶこととなっています。ネジ位置、供給電圧、制御信号、コネクタ類の規定はあっても、形状の規定が厳密ではないので選ぶときは規格だけで安心してはいけない。
PC用のバスの規格(種類)
バス とは、コンピュータの内外、各回路がデータを交換するための共通の経路を指すコンピュータ用語である。多くのコンピュータは、CPUなど、コンピュータの中心機能と、周辺機器や各種制御部を繋ぐためにバスを使っている。
規格
・シリアスバス…1ビットずつ順番にデータを転送するバスをシリアルバスと呼ぶ。
・パラレルバス…シリアルバスが1ビットずつデータを転送するのに対して、元データそのものや元データから切り出した複数ビットをひとかたまりにして、同時に複数本の通信路で情報を伝送するバスである。
・アドレスバス…アドレスを転送するために使われる線。使われる線の本数をアドレスバス幅と言う。
・データバス…CPUと、メモリやI/Oとの間でデータを転送するために使われる線。
・制御線(コントロールバス)…アドレスバスやデータバスで実際に入出力を行うタイミングや、その他CPUと外部との間での必要な制御情報を遣り取りする信号線。
主なコンピュータバス
- S-100バス - Altair 8800で採用、後のIEEE-696
- VME - 68000用汎用バス、ワークステーションで多く採用例 後のIEEE 1014-1987
- Small Computer System Interface - それまでのSASIを元に開発、略称「SCSI」
- ISA - PC/ATで採用
- Cバス - 日本電気PC-9800シリーズの拡張バス
- NuBus - 初期のアップルやNeXTで採用
- VLバス - ISA後継のグラフィクスバス用バス
- MCA - IBMが開発したISAバスの後継
- EISA - MCAに対抗して制定
- SBus - Sparc用拡張バス、VMEバスから置換、IEEE 1496
- PCI - インテルの提案で広範に普及した汎用拡張バス
- FSB - インテルのCPUバス、高速化に伴い呼称も変化している
- Direct Rambus - ラムバス社が設計したRDRAM専用のメモリインターフェースバス
- パラレルATA - ストレージ用のバス、後継のシリアルATAはスター型トポロジー
- USB - 当初はレガシー代替が目的
- IEEE 1394 - アップルのFirewireを規格化、i.LINKとも
- Low Pin Count - ISAの代替規格
- イーサネット - 現在主流となっている規格の論理上のネットワーク・トポロジーはバス型
- AGP - PCI上位互換のグラフィックス用高速バス
- PCI Express - PCI、AGPの後継
- HDMI - DVIから発展したAV機器向けインターフェースで、デイジーチェーンによるバス接続が可能
- Thunderbolt - インテルとアップルが共同開発した汎用バス、PCI ExpressとDisplayPortを基盤としている